粗利管理の使い方
粗利管理画面の目的は、スピーディーに粗利とザックリ利益を把握することです。
準備
粗利管理画面を使うためには、会社経費を原価(変動費)と経費(固定費)に分ける必要があります。
原価(変動費)とは、売上に比例して変動する費用のことです。例えば、仕入費や外注費等です。
一方、経費(固定費)とは、売上に関係なく毎月 固定でかかる費用のことです。例えば、家賃や消耗品費、光熱費等です。また、月々固定の人件費(月給)等も経費(固定費)となります。
売上と原価(変動費)を毎月、できる限り早く把握できるような仕組みを作ることをオススメします。弊社、粗利管理クラウドソフトを使用すれば、この粗利管理のデータを自動で作成されますのでオススメです。
経費(固定費)の算出
昨年度の決算書等を参考に年間の経費(固定費)を算出します。
ここで、当期の従業員に増減予定等あれば、それらも計算に入れて「年間経費(固定費)」を算出してください。
粗利入力
弊社、粗利管理クラウドソフトに契約されている方と未契約の方で操作方法が異なります。
粗利管理クラウド未契約の方
- 事業年度が期首の年度になっていることを確認してください。違っている場合は、今期首の年度に設定してください。
- 今期の年間経費(固定費)の予想を入力してください。
- 前月までの売上と原価(固定費)を入力してください。
粗利管理クラウドを契約している方
- 事業年度が期首の年度になっていることを確認してください。違っている場合は、今期首の年度に設定してください。
- 今期の年間経費(固定費)の予想を入力してください。
- 取込モードを選択してください。
- 取込なし
全て手入力を行う。 - 前月までの実績を取り込む
粗利管理クラウドで入力された前月までの実績を取り込む - 今月までの実績を取り込む
粗利管理クラウドで入力された今月までの実績を取り込む - 今期の実績を全て取り込む
粗利管理クラウドで入力された今期の実績を全て取り込む
- 取込なし
- 取込モードで「取込なし」を選択したときは、前月までの売上と原価(固定費)を入力してください。
グラフの見方
期末までに必要な粗利
ここでいう必要粗利とは、売上ー原価(変動費)=利益が「0」となるために必要な粗利を自動で計算して表示しています。
まずは、利益がマイナスにならないように目標を「利益±0」としています。
従って、右側のグラフの粗利上側の必要粗利(薄い水色)を目標に期末まで頑張りましょう。
この例では、残り6,670千円の粗利を稼げば、利益が「0」となります。
現時点での粗利・固定費勝敗グラフ
粗利・固定費勝敗グラフは、現時点までの粗利と経費(固定費)の比率です。経費(固定費)は、入力されている月までの経費(固定費)で計算されています。
従って、粗利が50%を超えれば利益が出ていて、50%未満であれば赤字と言うことです。
この例では、粗利が52%で経費(固定費)が48%となり、若干粗利が勝っている状態です。
月次粗利グラフ
月次粗利グラフは、毎月の実績粗利(濃い青)と、目標(利益が「0」)を達成するためには必要粗利(薄い青)を稼げばよい指標をグラフにしています。また、経費(固定費)も毎月の平均として描画しています。
今後、毎月の必要粗利を頭に入れ、目標としてください。
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