工事完成基準とは

工事完成基準とは、工事が完了した時(※)に、これまでにかかった売上や原価を一度に会計処理する方法です。

※工事が完了した時とは「工事が完成し目的分の引き渡しを行った時」であり、引き渡し日は「作業を終了した日」「検収を受けた日」「搬入した日」等、工事の種類・契約等により異なります。uconnect上では工事完了日(引き渡し日)は案件登録画面の「完成日」に設定してください。

工事完了が5月の場合

例えば売上の場合、工事の途中では「未成工事受入金」」とし、工事完成時に「工事完成高」として振り替えます。
(勘定科目名は売上区分・科目マスタ等で任意の値を設定可能です。)

仕訳の例

以下は1つの工事の売上・原価です。
各月の売上は未成工事受入金、原価は未成工事支出金として会計ソフトに連携することができます。

工事完成前

1月の処理例

借方 貸方
仕入時 未成工事支出金 60 普通預金 60
前金入金時 普通預金 100 未成工事受入金 100

未成時の連携方法

  1. 工事完成基準対象として案件登録
    案件登録画面で「工事完成基準:対象案件」にチェックしてください。
  2. 未成売上・原価の連携
    紐づく工事(案件)が未完成の場合は、未成時の仕訳として連携されます。
    会計連携>売上連携または原価連携画面より未成のデータを選択し会計連携してください。

    仕訳は各マスタの「未成時の仕訳」が適用されます。

    売上区分マスタ

工事完成時

上記工事が5月完了である場合、これまでの売上・原価は完成時にまとめて振り替えます。

5月の処理例

借方 貸方
完成時 完成工事原価 300 未成工事支出金 300
工事未収入金 500 完成工事高 500

完成振替の連携方法

  1. 完成の登録
    案件登録画面で完成日を設定し、案件終了:工事完成にチェックしてください。

    売上登録画面から工事完成を設定する方法もあります。

    詳しくは売上登録の「完成」項目をご覧ください。
  2. 完成振替の連携
    会計連携>売上連携または原価連携画面より完成振替を選択し会計連携してください。完成振替は完成月にのみ表示されます。

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